5日目/あかるい
学校は本当に面白くない
たまに人と話すことはあっても長時間話すことはあまりない
この学校にいると社会において多少の我慢を捨てて自らの地位を確立させることがいかに大切か分かる
自分はそれが出来なかったためにクソつまらない学校生活を送っている
1年初期のなんとか友達を作ろうとする人間たちのさまはひどく気持ちが悪かった
思ってもない褒め言葉と引きつった笑い声が飛び交い、共依存の種がそこらに蔓延る教室で自分はただ音楽を聴くことしか出来なかった
その結果小数の人間としか話さない大こじらせ野郎になってしまった訳だ
前記の振る舞いができる人間は絶対にした方がいいとここで言っておく
自分は当時「やらないだけだ」と思っていたがそれは間違いだった
自分にはそれが「できない」のだ
できる人間でありたかった
交友関係のためなら意志を曲げられる人間こそ、社会を強かに生き延びることの出来る人間なのだ
傍から見たら愚かだとしても
すごく暗くなってしまった
明るいことを言って終わりにしよう
焚き火